“ 少し不便なぐらいでちょうどいい ”

私らしくあなたらしく。そして人間らしく生きたいと願うすべての方に

居場所がないのなら、そこから逃げてしまってもいいんじゃないか。

こんばんは。
昨夜は暑くて扇風機をひっぱり出したのに、今夜は寒いですね…。
何なんだよ!…もうっ!(*,・_・)
 
 
 
今日の話題は、「居場所」のお話。
googleで検索すると「自分の居場所がない」といった記事がたくさんヒットしますね。
場所は変えずに自分自身と向き合うことで、「居場所がない」と感じる心理にフォーカスする内容が多いです。
 
ただ、あえて私はこう言いたい。
居場所がない所にいるのなら、そこから逃げてもいいのではないかと。
 
 
 

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  既に経験された方も多いと思いますが、何らかの事情で既存レールを外れてしまったとき、どうしても気になるのが世間の目ですよね。
ここで言う「何らかの事情」というのは、私で言えば適応障害 (病気)ですし、その他にも失業や不登校など何でもいいです。

 
 そして「世間の目」の代表格とも言えるのが、近隣の人々による「うわさ話」ではないでしょうか。
 
 都会だろうが田舎だろうが、人が集まるところには必ずうわさ話がつきまといます。都会の場合だと、他人と極力関わりを持たないようにする傾向が強いためなのか、そこまで大事にはならないものですが、
限定されたコミュニティで形成される田舎 (特に非観光地) の場合、その内容は濃く、そして拡散速度はSNS並となります。笑
 
 
 
例えば、
 
「●●さんが結婚した」
「▲▲さんの息子さんは、XYZ (だいたい有名企業の名前) に勤めてるらしいよ」

といった明るい話題から、

 
「××んとこの嫁は家事が全くできなくてね~ (※ネタとかではなく悪い意味で使われる)」
「■■さんはうつ病になったんだって」
「##さんって、自殺したらしいよ…。」

などなど、酷な話題までもどんどん耳に入ってきます。
 
 
こうした他人のうわさ話を聞くのも辛いですが、一番辛いのはその当事者ではないでしょうか。
実際、私が適応障害になって会社を休み始めたときもそうでした。
 
 
私が会社を休むようになると、平日でも家にいることになります。
そうすると来客時や、街中で誰かに見られた際に、
 
「はりーさんちの息子さんって、平日も家にいるけど何してるんだろうね?」
 
みたいな感じになります。しかも結構な短期間で。笑
 
 
精神的に参ってしまった今(当時)、私としては何もせず家でゆっくり休んでいたい…。
ですが、世間体を気にしてしまう家族としては、私が家にいてはいらん噂が立つかもしれないので、外にいてほしい。

被害者面するわけではないのですが、家族は病気になった自分の身内よりも、世間の目のほうが重要なのかと。
ショックだったと同時に、自身の病気を中々認めてくれない家族に対しても苛立ちを感じたのを覚えています。
 
 
 ただ決して、家族を悪く言うわけではないです。
精神的な病になってしまった自分の息子に対し、情けない気持ちやら可哀想だと思う気持ちやらで感情が錯綜していたのだと思います。世間体を過度に気にしていたのは、母たちがこれ以上傷つきたくない!といった一種の防衛反応だとも言えます。
 
 また、世間的認知度があがってきたとはいえ、「うつ病」や「適応障害」などの精神疾患は、たとえ家族であっても中々理解されないことも多いのが事実です。
個人的な感覚では、若い世代は比較的すんなりと理解してくれますが、今の40代以上は理解へのハードルが高いように感じます。

 
 
そんな状況では、自分のことでいっぱいいっぱいで家族の心境を思う余裕すらありません。
 
 
「家にいることができないのなら、この世界のどこにも居場所なんてないっ… ( = 死んだほうがまし)!」
 
 
なーんて本気で思っていました。笑
(医師からの診断書に「希死念慮の傾向あり」って書かれてたけど、確かに当たってたわ。)
 
 
 
 
 
 
そうした感情を友人にぶつけたとき、次のような台詞を言われました。
 
 
「はりーは子供じゃないだから、居場所ぐらい自分で確保しなきゃ。」
 
 
…言葉だけ見るととても厳しい意見に聞こえるかもしれませんね。笑
 
でも友人としては、

「居場所がないと嘆いてその状況に対し思考停止するのではなく、勇気をもってそこから脱出し、居場所がありそうなところに逃げこめばいい。仮に居場所を確保するまではいかなくとも、そこから逃げること自体に意味がある。」


といった意味をこめてこの台詞を言ったそうです。
 
 
「逃げる」ということに関しては、劇作家の鴻上尚史 (こうかみ しょうじ)さんが朝日新聞にて次のような記事を書いていたのを思い出したので、引用します。
 
『死なないで、逃げて逃げて』


 あなたが今、いじめられているのなら、今日、学校に行かなくてもいいのです。
 あなたに、まず、してほしいのは、学校から逃げることです。逃げて、逃げて、とことん逃げ続けることです。学校に行かない自分を責める必要はありません。大人だって、会社がいやになったら、会社から逃げているのです。
 
 次にあなたにしてほしいのは、絶対に死なないことです。

(中略)

 だいじょうぶ。この世の中は、あなたが思うより、ずっと広いのです。
あなたが安心して生活できる場所が、ぜったいにあります。それは、小さな村か南の島かもしれませんが、きっとあります。
僕は、南の島でなんとか生きのびた小学生を何人も見てきました。
どうか、勇気を持って逃げてください。

(2006年11月17日 朝日新聞・朝刊 より)

 
 
私は一旦家族のところから離れる決意をしました。 
今後のことを考えると、自分と家族にとってそれが最適解なのだろうと思ったからです。


…でも、無事に回復した今は家に戻っています。笑

逃げたってそう簡単に人生は終わりません。
だから自分の居場所がない!って人は今のところから逃げることから始めてみませんか。