“ 少し不便なぐらいでちょうどいい ”

私らしくあなたらしく。そして人間らしく生きたいと願うすべての方に

それ、本当にパスワード(password) を設定する必要ありますか?

 訪人外国人に対する "おもてなし" の一環、そして2020年の東京オリンピックに向けて、全国各地で無料Wi-Fi (Free Wi-Fi) が整備されていますね。

 全国チェーンの飲食店・コンビニはもちろんのこと、駅やショッピングモール、ホテルなども導入しています。中には個人経営のカフェなどで「Wi-Fi 使えます!」みたいに謳っているところもありますよね。

 

 3年前の情報ですのでちょっと古いですが、全国にあるアクセスポイントの数は約100万とのこと (総務省調べ)。3年前でこの数なのですから、現在では120万~ぐらいになっているかもしれませんね。

[1] 総務省 情報流通行政局, "Wi-Fi 整備についての現状と課題", 2014年11月.
資料(PDF)は右記より。 http://www.soumu.go.jp/main_content/000322502.pdf

 

 

 

 そんな無料Wi-Fi ですが、配信方法によってざっと3つぐらいに分類できると思います。

 

  1. メールアドレスやアプリなどを通じて、利用登録した人だけにパスワードが発行されるタイプ。有料のものと無料のものがある。
  2. 誰でも利用できるが (一応) パスワードの入力が必要なタイプ。
  3. 2. と同じで誰でも使え、かつパスワードを必要としないタイプ。

 

 個人的な感覚では 3. のタイプはかなり少なく、1. と 2. で大半を占めている気がします。1. は全国展開している店舗などで多く採択され、2. は展開規模が小さい (≒店舗数が少ない)、もしくは個人経営の場合に採択されているように感じます。

 さすがにパスワードが必要としない場合だと警戒するユーザーも多いので、それが少ないのは当たり前と言えばそうなのですが。でも、パスワードが公開されている2. のタイプも、「繋ごうと思えばWi-Fi に繋げられる」といった点では本質的には同じなんですがね…笑 

 

 

 

 さて、こないだ近くある「ワンダーグー」という本屋に行ったときに、ふと無料Wi-Fi のポップが目に入りました。それがこちらです。

 

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(※ 画像は公式HPより抜粋)

 

 

「パスワード ⇒ 【0123456789】を入力

 

 

 いや・・・確かにパスワードが公開されているので "パスワード" そのものが事実上形骸化していたとしても、この文字列はどうなんでしょう??

・・・ひとまず "パスワード" という言葉を辞書で引いてみましょう。汗

 

 複数の人があるシステムを利用する場合、機密保護などのためにシステムに登録し利用者の確認に用いる符号。キャッシュ-カードの暗証番号など。合い言葉。  (大辞林 第三版より)

 

 文字通り、本人であることを認証 (pass) するための言葉 (word) ですよね…。私が今まで見てきたものを思い出しても、【お店の名前+数字 (例: hatena0519)】だったり【適当な英数字 (例: pawsorsd1905)】と、さすがにもうちょっと暗号っぽかったですよ!?
(というか、サイトによってはこの数字列では登録すらできないことも…。)

 

 

 このご時勢で単純な数字列をパスワードにするなんて、小学生でもしないでしょうに…。公開パスだからって何でもいいと思っているのでしょうか。正直、このWi-Fi を企画(提案)した人の程度が知れてしまいますし、それを認可した上層部いるわけですから、この企業の情報セキュリティに対する考え方がこのパスワードに現れているのかなとも思いますね。

 

 こんな適当なパスワードにするぐらいなら、パスなしの無料Wi-Fi にしたほうがよっぽど潔いです。でもきっと「(パスなしだと) セキュリティーがアレだから、ウンタカラカンタラ…」なんて考える一方で、「誰でも使えるんだから、パスなんて適当でいいじゃん」という矛盾に気がつかなかった結果がコレなんだと思います。

 

 

 

 

 ・・・とまぁ、何だかんだ書いてしまいましたが、私はこうした安全が担保できない無料Wi-Fi は使わない人なんですけどね (^^ヾ
タブレットからデザリングできればそれで十分っす。